2011年12月22日木曜日

第7回可児市議会定例会閉会

本日、11月30日に開会した12月議会(第7回定例会)が閉会しました。
私にとっては9月議会に続いて2回目の定例会となったわけですが、今議会で審議された議案は予算に関するものが3、条例に関するものが8、その他が3、と盛りだくさんでした。
予算に関するものでは「地域こども見守りモデル事業」、条例に関するものでは来年4月からの市役所組織改編に絡んだもの「議案第58号 可児市部設置条例の一部を改正する条例の制定について」、また企業誘致に関した条例「議案第66号 可児市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について」、また「請願第3号 笠松競馬場外馬券販売所建設に反対する請願書」などはそれぞれ付託された常任委員会において会期中はもちろん、会期前から執行部の説明や委員会での協議により充分に議論が尽くされました。


総務企画委員会においては今回の補正予算を賛成多数で可決としたものの、全会一致で下記のような附帯決議がなされました。


平成23年度可児市一般会計補正(第4号)予算附帯決議

一 地域子ども見守りモデル事業について、この事業の運営検証を基礎とした今年度以降の事業展開においては、既存の児童クラブとのあり方に関して、各児童クラブ・学校関係者や各地域住民の意見を反映させ、かつ事業展開によって得られる福祉サービスが学区ごと、地域ごとに格差が 生じないような体制となるよう考慮された制度設計を図られたい。また、その進捗について適宜議会への情報提供を求めます。
一 民生費児童福祉総務費の地域子ども見守りモデル事業は6月補正予算の追加補正であり、予算積算の確度が不十分であると考えます。来年度事業予算については積算根拠を明確にし、実効性のあるものを構築されたい。
以上の附帯決議の項目を厳守し、補正予算の適切な執行をされたい。


また、発委第7号として私が所属する文教福祉委員会からは介護職員等の処遇改善措置を求める意見書が提出されました。
内容については以下の通りです。
(以下、抜粋)
国は介護職員の処遇改善に取り組むことを目的に、介護職員処遇改善交付金制度を創設したが、この交付金制度の対象者は介護職員に限られ、同じ職場で働いているケアマネージャー、看護師などは対象となっていない。介護事業の運営は、様々な職員のチームワークで成り立っているという観点から、すべての職員を対象とした処遇改善が図られるべきであり、この制度は十分な効果を発揮しているとは言えない。加えて、平成23年度までの時限措置であるこの交付金制度の終了は、介護職の定着促進を後退させる恐れがある。
 現在、介護従事者の処遇改善を、介護報酬改定により図る方針が示されているが、介護報酬の中で恒久的に処遇改善を行うことは必要であると考えるものの、介護報酬の引上げは、急激な保険料の上昇、利用者や地方の負担増を招くことが懸念される。
 よって、国においては、交付金制度に代わり介護報酬改定により処遇改善を図ろうとする場合は、確実に処遇改善につながる仕組みを構築するとともに、利用者が安心して、安定した介護サービスを受けられるよう、財政責任を果たすことを強く要望する。
 また、介護報酬改定による処遇改善が行われない場合は、処遇改善交付金制度について、その効果を十分発揮できるよう抜本的な見直しを行った上で、来年度以降も継続するよう要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。


ちなみにこの意見書は可児市議会として衆・参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚労大臣宛てに提出することになります。


この他、「請願第3号 笠松競馬場外馬券販売所建設に反対する請願書」については採択することで議決し、さらに発議第3号として「笠松競馬ミニシアター場外馬券場建設計画に反対する決議」についても議決されました。
また本年度より正式に動き出した議会基本条例特別委員会に関した発委第8号「可児市議会基本条例策定に関する専門的調査を依頼する件について」も議決され、来年2月12日に広見公民館(ゆとりピア)で予定されている議会報告会に向けてまた一つ前進したことになります。


今議会について報告したいことは他にもあるのですが、きりがないのでここまでにしておきます。
私的には今回初めての一般質問も経験させていただきました。
内容については12月7日のブログにも書かせていただきましたし、来年発行される議会便りにも掲載されます。
一般質問についてはまだまだ経験不足、準備不足であったので次回に向け今から調査・勉強をしていかなければいけません。
本日議会終了後には議会運営委員会が開かれ、早速来年の3月議会の日程案が出されました。
年内に出来ることはもう限られていますが、来年に向けて議員としてやらなければいけないことを今一度精査し、残された時間を有意義なものにしたいと思います。


☆雑感☆
可児市議会には議員としてブログで情報を発信しているのは私以外にも川上議員・山根議員・伊藤英生議員など他にも何人かみえます。
議員としてオフィシャルなブログを書く以上、そこには発言に対する責任も求められます。よくブログで“炎上する”とかいわれますが、やはりWEB上で日記を書く以上は不特定多数の人が見る可能性があるわけです。よって決して他人を誹謗中傷する場であってはならないと私は思います。
もちろん、私自身もブログをやっているからにはそのようなことがあってはならないと思いますし、ここに書くからには慎重な発言を心がけようと戒めています。
今日を含め、ここのところブログに関した事件と言うか、トラブルを見聞きします。写真一枚撮ってもそうですが、いろんな方に配慮して載せるかどうかを考慮しないといけないなと痛感します。
私も「公人」としてブログをやるからには自分の発言に正確さと責任を持つように努めて参りますので、万が一誤った記述や発言がありましたら遠慮なくご指摘・ご忠告下さい。