2014年7月30日水曜日

避難所運営指導者養成講座(HUG講座)

本日は可児市総合会館にて「避難所運営指導者養成講座(HUG講座)」が開催されました。
私は可児市防災の会の役員として会長と一緒に見学させていただきました。

今日は可児市の職員(避難所となる各連絡所長)だけでなく、近隣市町村の自治体職員や学校の先生など災害時、実際に避難所運営に関わる方が48名参加しました。
防災士の岩井慶次氏が講師となり、参加者は1グループ5、6名に分かれてカードを使ったゲーム形式で避難者を避難所のどこへ配置するかなど実際の避難所運営さながらに約2時間半に渡って真剣にHUGに取り組んでいました。
最後にグループリーダーが発表を行い、以下のような課題・反省点が出ました。

・ペットの扱いをどうするか
・認知症(要援護者)の方の配置
・トイレの確保
・避難者への心のケア
・人手不足、スタッフの確保
・情報の開示、掲示
・事前のシミュレーションが大事
・コミュニティの区割り
・女性に対する配慮
・食料などの備蓄の必要性
・避難所運営委員会など事前の組織づくりが必要
・避難者名簿の作成の重要性

膨大な避難者を瞬時に判断して配置しなければならないため、避難所の運営はとてもハードなものだと痛感しました。運営にあたるスタッフの役割分担をすることも肝要であり、こういったHUG講座を連絡所単位で行うことで様々な問題点が明らかになり、実際に発災した時の備えが出来るのではないかと感じました。