2013年10月15日火曜日

視察対応に同席させていただきました

 本日は千葉県松戸市議会の市民力(会派名)3名の議員さんが議会改革を目的に来訪され、可児市議会からは川上議長自ら視察対応をされました。
また、現在1期議員5名で議会の申し合せや先例集の見直しを行うなど、調査研究を進めている最中でもあり、私も伊藤壽議員、山口正博議員と一緒に本日の視察対応に同席させていただきました。


 松戸市議会では、平成21年に議会基本条例が制定されてはいるものの、議案に対する採決の結果(各議員の賛否結果)を公表されておられないということでした。
我が可児市議会では、昨年(平成24年)12月に議会基本条例が制定されましたが、制定以前から議会HPと議会だよりで議案に対する全議員の賛否を公表しています。
また、本会議においては電子機器などの特別な採決システムを使用せず、挙手と起立による採決を採用しています。
この部分に、松戸市議会の市民力3名の議員さんが興味を持たれたとのことでした。

 現在、議長をされている川上議員は以前、議会基本条例特別委員会の委員長も務められていたので、今回の視察対応でも可児市議会の議会改革の変遷を詳細に説明されました。
説明ののち、「議会基本条例は議会と市民との契約であり議会の憲法です。市民に対して条例などで、市内での活動を制限したり、罰則を決める事が出来る権限を持つ議会が自らを律する憲法となる基本条例を制定したにもかかわらず、その原則である議会の透明性、公平性、開かれた議会運営の基本を果たす姿勢が無いのであれば、基本条例は今すぐ破棄すべきです。」という意見も述べられました。

 松戸市は人口48万人の大都市で議員定数が44人という大所帯だそうです。
過去の因習や様々な理由から議会改革が進まない現状に、視察に来られた3名の議員さんも困っておられるようでした。議会改革を進めてもなかなか市民には何が変わったかわかりにくいかもしれませんが、議会のルールを決めた以上はそのルールに則って開かれた議会にしていくことが、議員の使命であると考えます。